カギの仕組み
カギの原理
シリンダーの種類
ディンプルシリンダー

ギザギザのキー山の代わりに、ディンプル(えくぼ)状のキー山を施したタイプのカギで、現在主流となっています。
キーの抜き差しがスムースで、携帯時に衣服等を痛めません。
表裏対象に作ることができるため、どちらの方向に差し込んでも操作できるリバーシブルキーとなっています。
多数のピンの配置によりカギ違い数は100億通り以上、また高精度の工作技術によりピッキングと複製を困難にしています。

対象製品:MIWA JN, GOAL V18, 川口技研 GH, ALPHA FBロック, KABA カバスター

ディンプルシリンダー
ロータリーシリンダー

円筒状のピンの代わりに板状の部品を並列に配置したタイプのシリンダーです。
キーを差し込むと、カギ山によって押された板の切欠部分と、内筒の回転を防いでいるロッキングバーとの位置が合って内筒を回転させることができます。
円筒状のピンと違って板状のため、限られたスペース内により多く配置することが可能となり、カギ違いの組み合わせが多いのが特徴です。

対象製品:MIWA U9

ロータリーシリンダー
サイドバーシリンダー

ピッキングとは、シリンダーに回す力を加えながら、内筒の回転を防いでいるタンブラーを1つずつ合わせてしまう方法です。 これは回り止めをしているタンブラーの動きが悪くなる現象を利用しています。
サイドバーシリンダーは、内部に回転力を受け止めるサイドバーという部品があり、回転力を加えてもタンブラーには負荷がかからないようになっています。これによりピッキングをシャットアウトする構造を持ったシリンダーです。

対象製品:ユーシン ミスターホーム

サイドバーシリンダー
マグネチックシリンダー

カギ山の代わりに、磁石がキーに内蔵されたタイプのシリンダーです。
キーの磁石の極性と、タンブラーの極性の反発力によってタンブラーを外筒の中へ収める構造となっています。
カギ山とタンブラーが直接触れ合わないため使用感は極めてスムースで、ピッキングに対しても高い抵抗力があります。

対象製品:MIWA EC

マグネチックシリンダー
ハイブリッドシリンダー

マグネチックタンブラー機構に加えて、ピンタンブラー機構も組み込むといった2つの機構を兼ね備えて、より高度な安全性を確保したタイプの複合シリンダーです。

対象製品:MIWA EC


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